ちょれポケメモ

たぶんメジャーじゃないポケモンや型を考察するちょれぎのメモ置き場

⑤サニゴーン+ダグトリオ+ダーテング


こんにちは。
今日はじょーじ杯で使っていた構築紹介です。単体で書くとどういう風にバトンをつないでエースを活かすかが分かりづらいので3体まとめての紹介です。




誰がエースになるの問題



可愛い可愛いメンツ


みなさん、このメンバーで誰がエースを張れると思いますか?


ヌオーは受けポケモンとしては優秀ですが、攻めっ気があるポケモンかと聞かれると首を横に振ると思います。


アマージョ、A120あり飛び跳ねるダイジェットも使えますが、いかんせん草単体の技範囲の狭さがネックとなります。


サニゴーンはC145、あのシャンデラと同じ化け物火力ですが、いかんせんSが足りません。自らトリル展開出来ますが、先制技には無力です。


ダグトリオダーテングはA100、ミロカロスもC100とエースアタッカーとしては心許ない火力です。


誰がエースになるんだこのパーティ…。





積みアタッカーの可能性を模索する


ダグトリオは爪とぎ、ミロカロスは特性の勝ち気があります。しかし爪とぎはダグトリオの岩技(ストーンエッジ、岩雪崩など)とはシナジーがあるものの、ダグトリオが岩タイプでない為十分な火力を得るための遂行速度としては適さないでしょう。


(蟻地獄でこだわり電気タイプのポケモンキャッチして爪とぎ高速移動、そんなことを考えてた時期がオレにもありました…)


勝ち気もダイマックスで能力ダウンを狙ってくる輩には刺さりますが、弱点のダイサンダー、ダイソウゲンは能力ダウンをしてきません。



そこでダーテングに白羽の矢が立ちます、
なんと、せいちょう、わるだくみと言った優秀な積み技を覚えるのです!A100C90の両刀に適したステータス!草悪タイプ+暴風熱風等の技範囲!どう活かすか腕の見せ所さんですよ…!


しかし、受けが優秀なタイプでも防御面のステータスが高いわけではありません。お膳立てが必要です。


今回は2匹がかりの手厚いサポートからのダーテング全抜き構成を考察していきます。



型紹介


サニゴーン@ひかりのねんど
ずぶといHBぶっぱです。ベントスは水底の生物を指す言葉らしいです。



特殊面は元来のD130の種族値で受け、防御面は気合いでどうにかします。これが意外にも固く、一致等倍技であれば一発受けることができます。


特化オノノクスげきりん
79.0%〜93.4%


陽気ドリュウズじしん
56.2%〜67.0%
28.1%〜33.5%(リフレクター時)


この様に、現環境最高火力のオノノクスげきりんも一発は耐えますし、ドリュウズくらいであればリフレクター→ひかりのかべの順に両壁を貼ることも可能です。
ちなみに、下記の通り陽気珠ミミッキュ剣舞シャドクロも耐えます。


陽気ミミッキュ@いのちのたま シャドークロー
79.6%〜93.4%
(特化でも12.5%の低乱数で確1)


また、呪いによる自主退場も持ち合わせており、かなり安定感のある先発要員になることができます。
加えて、今回の構築では特性滅びのボディを採用しています。環境でたまに見かける(?)サニゴーンは砕ける鎧@タスキこらえる型が多く、先制技に弱いのが特徴です。
しかし、今回のサニゴーンはその弱点を克服していると言っても過言ではありません。


その理由は2体目、ダグトリオです。






ダグトリオ@熱い岩
陽気HSぶっぱ。だんご3兄弟、懐かしくないですか?


基本的な行動として、日本晴れ→置き土産で場を整える攻撃技を持たない悲しき生き物です。序盤の草むらですらボコられてしまいます。壁と晴れターン勿体ないから仕方ないね…。


ディグダが三匹もいるのに耐久は三倍にならず、種族値は下記の通りです。

HP 35
攻撃 100
防御 50
特攻 50
特防 70
素早さ 120


THE・紙耐久アタッカーの種族値ですが、前述のサニゴーンの壁のおかげで1発は大抵の攻撃を耐えることができます。


また、サニゴーンの滅びのボディ発動後、ダグトリオを出すことで特性蟻地獄が発動し、飛行タイプor浮遊でないポケモンをキャッチすることができます。
素早さ120以下のポケモンはキャッチされたらみがまもでターンを稼がれ、なす術なく散っていきます。影踏みゴチルゼルとは認知度が段違いの為、何より意表がつけます。
あと、オーロンゲなどの電磁波が効かない点も◎




S120のライン 出典:ポケモン徹底攻略様


エースバーンくんもキャッチできます。かえんボールは非接触なんですけどね。







性格 ひかえめ
特性 ようりょくそ
持ち物 ラムの実
技1 わるだくみ
技2 リーフストーム
技3 ぼうふう
技4 あくのはどう
種族値 努力値 実数値 個体値
HP 90 134 182 31
攻撃 100 0 × ×
防御 60 0 80 31
特攻 90 252 156 31
特防 60 0 80 31
素早さ 80 124 116 31

努力値振りに関して


晴れ下で最速スカーフドリュウズ抜き。非晴れ下S1段階上昇で最速106族抜き。(所謂高速アタッカーと呼ばれるポケモン以外抜きのイメージ)
最速はリザードンサザンドラオノノクスミミッキュあたりを、準速ならインテレオン、エースバーン辺りを抜けます。


特攻は高いわけではないのでぶっぱ。余りHPといった調整です。


基本的な戦術としてはサニゴーンとダグトリオか整えた環境でわるだくみを積み、上からダイジェットを放ち、晴れが切れても戦える様に単体性能を高めていきます。



【与ダメージ】

基本的には抜群技を打てばOKですが、等倍になる場合は下記の考え方で技選択すればOKです。

①素早さを上げたい→ダイジェット
②固い敵を突破したい→ダイアーク
③上2つでギリギリ倒せなさそう矢印ダイソウゲン





特攻2段階上昇 暴風ダイジェット 威力140

H252エルフーン
207.1%〜244.3%

ミミッキュ
100.7%〜119.2%

サザンドラ
89.2%〜105.3%

H252オーロンゲ
85.6%ー100.9%

H252カビゴン
47.1%〜55.8%



暴風は晴れ下で打つと命中率50%になるので基本的にはダイジェットです。
抜群取れるタイプには積極的に打っていきましょう。ミミッキュくらいなら与ダメ的には確1を取ることができます。それよりやや固い、サザンドラに親をしばかれた人は持ち物を命の珠にしてあげましょう。
ラムの実はオーロンゲの電磁波を嫌っての採用です。オーロンゲにはダイジェットでなく、タイプ一致のダイマックス技を打つことで確1を取ることができます。

特殊耐久高いやつは…キツイです。んにゃぴ。





特攻2段階上昇 リーフストームダイソウゲン 威力140

ウオノラゴン
149.0〜176.3%

H252水ロトム
123.5%〜146.4%

H252キョダイマックスラプラス
90.2%〜106.7%

カバルドン
たくさんしぬ、でも砂起こさないで



最高火力技になります。ダイマックスが切れて晴れが切れても1回火力維持して撃てる技です。
キョダイマックスラプラスを意識するならやはり命の珠が良さそうです。特殊方面固い奴にはこの技は非推奨です。(グラスフィールドの回復がある為)




特攻2段階上昇 あくのはどうダイアーク 威力130

ダイマックスドラパルト
147.2%〜173.6%

H252ギルガルド(シールドフォルム)
172.4%〜202.3%

H252アーマーガア
105.8%〜124.8%



相手の特防を下げて殴っていく技です。ダイジェットもダイソウゲンも半減にする輩に強いのも◎




総括


ダーテングの枠を違う積みポケモンにするとなお強い



という本質情報はさておき、バンギカバあたりの天候を変えてくる奴らにはそんなに強く出られないです。ダイマックス技で天候がコロコロ変わる環境でもありますし、一応ダイバーン使えるけど一致タイプ技でないので1ターン消費するのも勿体ない気がします。


ただ、ダーテングを舐め腐ってわるだくみ2回詰ませてくる人が非常に多いので、マイナーの強みもしっかり持ってる子だなぁと感じます。
全体的に普通の動き(特殊アタッカーサニゴーン、物理アタッカーダグトリオ、物理アタッカーダーテング)とは大きく異なるので相手にとって読みづらいところもいい点かなと思います。



おしまい。